2015年09月06日

世界陸上北京

 2015年の世界陸上が終わりました。
 今回も見所満載でしたが、特に印象深かった競技について書きたいと思います。

■ 男子100m

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 6月に黄色人種初の9秒台を出した中国の蘇炳添が、アジア人初の世界大会ファイナリストになりました!
 日本の朝原さんが何度ももう少しということろまで行ったにも関わらず実現しなかったファイナリスト。実現したのは中国でした。
 しかも、決勝進出を決めたレースで、またもや9.99をマーク。
 今大会はアジア記録保持者であるカタールのオグノデが出場しており、アジア人初のファイナリストに最も近いと思っていましたが、そのオグノデは蘇より0.01遅い10.00で決勝進出を逃しました。これは奇しくも前回大会で決勝進出を逃した中国の張培萌と同タイム(足りなったタイム差は1000分の数秒)です。なお、このとき張を下して決勝に進出したフランスのルメートルは、今大会では蘇に敗れて決勝進出を逃しており、張の仇をとったかたちに。

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 決勝はボルトが、途中までリードしていたガトリンを交わして金メダル。決勝までの走りや今季の記録を見ても、今回はガトリンがいくかと思いましたが、流石のボルトでした。
 3位はブロメルとドグラスの若手組が同タイム着差なしで銅メダル。5位のロジャースを挟んで、6〜8位はゲイ、パウエル、ビコのベテラン組が同タイム着差あり。世代交代を感じさせる結果です。
 蘇は9位で入賞とはなりませんでしたが、世界の強豪たちに引けを取らない走りでした。途中までは隣のレーンのビコをリードしてましたし。蘇のフォームは躍動感があってカッコイイです。今や名実ともに黄色人種No.1スプリンターですね。
 入賞こそは日本人が達成してほしいです。

■ 男子200m

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 注目は日本の高校2年生のサニブラウン・A ハキーム。
 7月の世界ユースで100m・200mの2冠を達成し、200mではボルトの記録を抜いて世界新記録を樹立。日本人史上最年少で世陸に出場しました。
 しかも予選において着順で準決勝進出を決めました。凄すぎる・・・。

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 決勝進出はなりませんでしたが、それでも準決勝5位と、好成績を残しました。
 若い上に、フォームも改善の余地が多いそうで、まだまだ伸びそうです。
 桐生にとっては200mの高校記録だけでなく、話題も持って行かれた格好。怪我明けということもあり、無理はしないでほしいですが、日本人初の100m公式9秒台を達成して話題を掻っ攫ってほしいですね。

■ 男子5000m

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 ファラーが最後の100mでディクを交わし、10000mとの2冠を達成。前回大会も2冠を達成しており、世陸史上初の2大会連続の2冠を達成。五輪も含めれば3大会連続の2冠です。強すぎる・・・。
 この人にとっては、5000mではなく4900m+100mですね(汗)

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 敗れはしましたが、果敢にロングスパートを仕掛けたディクに感動しました。

■ 十種競技

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 アメリカのイートンが世界新記録を樹立しました。
 最後の1500mのラスト1周時点では記録更新は難しいかと思われましたが、驚異のスパートで記録達成!感動して涙が出ました・・・。
 このイートンの各競技の記録ですが、普通に専門でもやっていけるレベルのものもあってビックリ。100mは10.23で、400mは45.00(十種の世界新記録)。いずれも今年の日本選手権なら優勝、世界陸上でも準決勝に進出してます(汗)
 まさにキング・オブ・アスリート・・・!!

■ 男子4×100mリレー

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 ジャマイカが安定の金メダル。

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 注目すべきは中国。銅メダル獲得で、ついに日本に並ばれた・・・かと思いきや、2着のアメリカが失格で、中国が銀メダルを獲得・・・!並ばれるどころか、追い越されてしまいました。
 100mでは9秒台とファイナリストを先越されました。そして4継では37秒台を先越され、アジア記録を奪われ、メダルの色でも上回られました。さらに、このレースで自国の持つアジア記録を更新しました。自国開催の世界大会で数々の快挙を達成。中国、凄いです。
 今度は日本が中国を追いかける番ですね。
posted by こうじ at 20:39 | スポーツ